メジナ
磯釣りの定番ともいえる人気の釣り魚。「グレ」や「クロ」ともよく呼ばれる。釣れるサイズは50cmくらいまでだが、まれに60cmオーバーが釣れることもある。「クロメジナ」というエラが黒く尾ビレが長い種が存在し、こちらの方が釣り人の間で人気が高い。これらを区別するため、メジナは「クチブト」、クロメジナは「クロ」「オナガ」と呼ぶ。手のひらサイズの小物をコッパグレと呼んでいる。
ブダイ
全長30-40cmの魚で地元では「モハミ」と呼ばれる。ベラに似た体型だが、やや体高が高く、頭部が大きい。オスはやや青みがかっていて、メスはやや赤みがかっている。時期や場所によって磯臭さがある。唐揚げや刺身で食べられている。
アオリイカ
地元ではミズイカと呼ばれ、「シロイカ型」、「アカイカ型」、「クアイカ型」と呼ばれる3タイプのアオリイカが生息している。巨大アオリイカの聖地として種子島は有名となっており、レッドモンスターを狙いに来る釣り人も多い。時期によっては堤防や磯からも、2kgオーバーの釣果もあり人気のターゲットとなっている。
シマアジ
幼魚は初夏頃から釣れだし、晩秋から初冬にかけ30cmほどに成長する。若魚は体側中央に黄色の縦帯がある。堤防釣りの人気魚種。引きの強さ、スピードがあり釣りの醍醐味を満喫でき、食味も最高級。
イスズミ
体は平たく体高がある。吻はやや尖り、眼の周辺、頬部の黄色帯が目立ち、体側、鰓孔にも黄色縦帯がある。背びれと臀びれ軟条がそれぞれ14本と13本とほかのイスズミ類に比べ多いことが特徴。食味は大型になるほど美味。他のイスズミ科の魚類は「ばば」や「ばばぐれ」と呼ばれる。
クロダイ
胸びれが細長く尖るのはタイ科の特徴である。クロダイは腹びれ、臀びれの鰭膜が一様に黒みがかってくる。音や光に敏感で警戒心が強い。味は軟らかい肉質で淡泊。
イシガキダイ
石垣状模様は成長するにつれて小さくなると同時に吻部が次第に白くなりクチジロと呼ばれる。背びれ後部と臀びれが発達していて引きの強さを物語る。食味は肉がしまり甘みがあり最高に美味。
ヒブダイ
雌は黄褐色の体側に不規則な青い縞模様がある。成魚の雄は青みが強い。食味はブダイの中で最も美味と言われる。
ヒラスズキ
普通のスズキに比べて体高があり尾柄部が短く幅広い。河口付近の浅瀬、地磯のサラシなどでベイトを狙って昼夜の区別なく活動する。種子島で釣れるスズキはすべてヒラスズキ。味はスズキより美味と言われる。
種子島で釣果のあるお魚を紹介します。
和名
イセエビ
地方名
イセエビ
特徴
体長は通常20 - 30cmほどで、まれに40cmに達する個体もいる。昼間は岩棚や岩穴の中に潜み、夜になると獲物を探す。食性は肉食性で、貝類やウニなど色々な小動物を主に捕食するが、海藻を食べることもある。
和名
セミエビ
地方名
くつえび
特徴
成体は体長30cmに達し、イセエビに匹敵する大型種である。体表は外骨格が分厚く発達して非常に堅く、背面すべてに顆粒状突起が密生し、その間に短毛が散在する。体色はほぼ全身が赤褐色で、尾扇が黄褐色をしている。歯ごたえがありほかのエビ・カニにはない味わいがある。
和名
アサヒガニ
地方名
アサヒガニ
特徴
甲幅は15cmほどに達し、カニとしては大型の部類に入る。背面は一様に赤橙色をしている。甲は縦長で小さな棘に覆われる。前半部がやや幅広く、ドーム状に膨らむ。前縁に3節からなる長い眼柄があり、その先に複眼がある。手や甲羅が結構硬いことなどが特徴です。しかし、身が分厚いので、食べ甲斐のあるカニです。しかも、身が引き締まっているので、たいへん美味です。お土産としても人気があり、料亭でも出してくれます。アサヒガニは、茹で上げて食べるのが一般的な食べ方です。
和名
アオリイカ
地方名
水イカ
特徴
種子島海域のアオリイカは「アカイカ型」と呼ばれ、本州のアオリイカよりも大型になるため肉厚で、その刺身は甘みが強くて絶品です、近年の研究の結果、遺伝的にも他地域のものとは異なることがわかってきている。
和名
フクトコブシ
地方名
ナガラメ
特徴
アワビに似るが小型で、最大で殻長8cmから9cm、80g 程度。貝殻の外面は褐色。内面は真珠光沢がある。平たい貝ですが、二枚貝が変化したものではなく、巻貝から変化したものです。九州南部、八丈島以南に分布し、水深10mから潮間帯にかけての岩礁域で褐藻などの海藻を食べて生息してる。
和名
キビナゴ
地方名
ざこ
特徴
体形は細長く厚みを帯び半透明で体側の中央部に太い銀白色縦帯がある。釣りの対象とはならないが、ギンガメアジやメアジなどの釣り餌として使われる。食味は美味。
和名
トビウオ
地方名
とっぴー
特徴
胸びれの上から3軟条が不分枝で、胸びれに斑点がない。腹びれは長くその先端が臀びれ起部を超える。沿岸表層にすむ。12月上旬頃、沖合で獲れる大型のトビウオを「おおとび」と呼び、この中で体色が白っぽいものを「かくとび」、青みが強く胸びれが青いものを「あおとび」と呼んでいる。食味は美味。